警備員の種類
警備員の資格は多くのものがあります。そもそも、警備員の分類からも実は複数の分かれています。
施設警備、交通誘導警備、貴重品運搬警備、身辺警備さらにその中でも分かれていますが、それはまたの機会に説明します。
今回は弊社の主の業務である交通誘導警備に絞ってお話をします。正式には2号業務といいます。
交通誘導警備の資格
交通誘導警備は工事現場、駐車場、イベント会場などで歩行者、車等の安全、円滑な進行を心がけて誘導を行います。
その資格は、交通誘導1級、2級・雑踏警備1級、2級と指導者としての資格としての指導教育責任者があります。
各資格は国家資格のため、どの都道府県で取得しても全国でその資格の力を発揮できます。
せっかくなら、その資格を持っている方が何かあった時も安心ですよね。では、その試験がどんなものかを簡単に説明していきます。
交通誘導警備2級
まずは、ここからでしょう。多くの交通誘導警備員が資格を取る際に最初に受けることが多い資格です。
試験内容は
・筆記テスト
・実技テスト
の2つです。
共に90%以上の点を取ることで合格です。
筆記テスト
・意義と基本原則:警備員の業務内容、資格内容(資格者配置基準等)、基本原則(警備員は警察と違い、なんの権限も持たない。)に関する問題
・関係法令:憲法(基本的人権等)、遺失物に関する法律、警備業法(警備員になれない者、警備業を営むことの出来ない者等)
・道路交通法:基本的に運転免許を取得する際の試験と同じ内容
・交通誘導警備業務用資機材:資機材の名前、使い方、注意点等
・手旗、警笛、作法等のやり方:実技で行うような実際の動きに関する内容
以上が筆記テストでの大まかな内容です。
講義の際に解説をしてもらえますが、個人的には5択問題で全て出題されるため、問題集をやり込んで、各選択肢のどこが違うのか、どこがあっているのかを確認しながらの方法がおススメです。
実技テスト
・後進誘導、大旗による誘導、緊急搬送、徒手等、誘導以外にも実技が問われます。
ただ、この科目については直接検定として受験する以外で、しっかりと事前講習を受けていれば練習、説明があります。
注意点としては、無線でのやり取りのセリフ、立ち位置の移動など身体で覚えてしまえるまで繰り返し練習の必要があります。
覚えるまでしっかりとすれば大きな減点はないので、小さな失敗程度でやり遂げれば不合格になることは滅多にないと思います。
資格を取ろう
先にも述べましたが、資格は会社ではなく個人のものであり、国家資格なので、日本中どこにいても使えます。
給料、手当のアップ、スキルアップ、信頼アップと警備員にとっていいことばかりですので、ぜひ取得されることをオススメします。