全国的に
和歌山県で水道管の漏水が発見され、大規模断水だ。と騒がれ、そうかと思えば断水しなくても大丈夫でした。
ということがあり、各種メディアで対応の悪さや水道管の老朽化に目が向けられました。
これは和歌山県だけの問題ではなく、日本のどこでも起きる可能性のあるもので、他人ごとではありません。今回の場合は断水の必要はありませんでしたが、本当に断水になっていた場合にはもっと大きな問題が起きていたでしょう。病院や福祉施設などの影響は規模にもよりますが計り知れません。
*厚生労働省の資料によると耐用年数を超えた水道管は平成27年度の時点で全体の13.6%、その年に更新出来たのはその内0.7%となっております。前年度の耐用年数を超えた数は12.1%となっていますので、1年間で更新した数よりも耐用年数がきてしまった管の方が多いということになっています。
耐用年数に関してもですが、最近では震災に強い管への更新も必要になって来ています。その数も含めると早急な対策が必要そうですね。
島根県では
同じ厚生労働省の資料によると島根県に平成27年度の耐用年数を超えた管は16.7%です。全国平均よりも多いことがわかります。さらに主要な水道管の耐震化に関しては平成28年度に*島根県が出している報告書によると35%しか耐震適合しておらず、さらにこれは主要な管の話だけなので、各家庭の近くまで来ている管は含まれていません。
島根県の方が和歌山県よりも漏水による断水の可能性を秘めていることになります。
しかし、ここ数年島根県内では水道インフラ整備に関する入札件数、工事件数が多くなっており、水道管の更新、耐震化を積極的に行っているように思えます。
工事期間中には不便があるかもしれませんが、突然の漏水、災害時の長期断水を防ぐため、インフラを守っていくために必要な工事でもあります。
弊社も工事に警備業として携わる立場としてご理解、ご協力をお願い致します。
将来にわたって皆さんが安心して暮らせる街にしていきましょう。
このようなインフラ整備も1つのSDGsへの関わりだと思います。地域の力で頑張りましょう。
参考出展
*厚生労働省
「最近の水道行政の動向について」
*島根県
「島根県の水道平成29年3月31日現在」