東日本大震災
10年前の3月11日皆さんは何をしていましたか?
私は大学が春休みということもあり、地元のサッカーチームの指導に行っていました。
練習が終わってから車に乗ると流れてくる情報はついさっきまでと同じ日本なのかと疑うような映像ばかりでした。
最初は何かのドラマか映画の再放送かとも思うくらいでした。
しかし、それは現実に日本で起こっていることで、ここから現在に至るまで日本はずっとあの地震と戦っています。
復興が少しずつ行われてきていても、帰ることのできない場所、元通りとはいかない景色など多くの物を失いました。
それでも「頑張ろう日本、頑張ろう東北」と日本は一つになることが出来ました。
まだ終わっていません。10年という歳月がたった今、改めて現状をみんなが知ってさらに団結して立ち向かいたいですね。
5年前に訪問した東北
震災から5年たった際に東北を訪問する機会がありました。
3月11日。旧大川小学校も拝見しました。
その当時は学校を残すのか、取り壊すのかという選択を住民、遺族、地域が模索している段階でした。
訪れた際に佐藤敏郎さん(現在Smart Supply Vision 理事)に声をかけていただき、校内、当時の状況を教えてくださいました。
下から突き上げられ盛り上がった二階の教室、体育館へ続く渡り廊下、避難出来たといわれる山。それはテレビで見るものとは全く違い、ショックを受けました。
さらに切なかったのは、震災後に教員の対応に不備があったとして取り上げられた当時の先生方ですが、校庭で津波が目の前に来ているところをどうすることもできず、生徒の前で両手を広げ何としてでも、生徒を守ろうとしている姿を見ていた方もいたそうです。
想像するだけでもどれだけ無念であったか。どれだけ怖かったか、そしてどれだけ生徒を守りたかったか。
今でもそのお話を思い出すたびに切なくなります。
現在、旧大川小学校は震災遺構として整備が行われており、震災の恐ろしさ、これから先同じような思いをする生徒が出ないようにという思いをこれから後世に伝えていく場所となります。
今ではテレビでもスマートフォンでも簡単に現地の様子を見たり、情報を得ることが出来ます。しかし、それと同時にそのような媒体を通してみる映画、CGで作られた世界に見慣れてしまっていて、どこか別の世界の事、少し自分とは離れた事となってませんか?
だからこそ、実際にその場に行くことで「本当のこと」としてとらえる必要があると思います。
そしてその「本当のこと」を知るための遺構であると考えます。
ぜひ、皆さん被災地に思いを、足を運んでみてください。
観光地としての東北
日本三景の松島は震災にあった今でもきれいな姿を残しています。自然の作り出した景色は自然には負けないということかもしれません。
また、東北にいって初めて食べた「ホヤ」見た目は少し抵抗がありましたが、食べてみるとおいしい!
特に生で食べるのは最高でした。その時は「ホヤ」を飲食店や市場で見かけるとせっかくだからと食べるくらい東北の訪問中にハマりました。
なかなかコロナで観光もできない状況が続きますが、自粛期間中にたくさん情報を集めて、自粛が明けたらとことん楽しめるための準備として東北の「今」、「観光」、「復興」について調べてみてください。
私もさらなる魅力を探しにまた東北を訪れたいと思います。